受講生の声

澤邊 太志さん

2016年度GEIOT受講
奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域インタラクティブメディアデザイン設計学研究室 / 株式会社amirobo tech 代表取締役

GEIOTプログラムを受講して良かった点は?

本プログラムを受講して良かったと感じる点は、2点あります。

一つ目に、講義内容の充実さです。大学院内での情報分野の講義では学べない、ビジネスや経営に関する講義や実践的なアイディア出しの手法からプロトタイプを作るために重要となる要件定義の手法などの講義です。これらの講義は、手法を教えてもらうだけでなく、講義の中で、受講者同士がその手法を使って、様々なアイディアを出し合い、そこから具体的にしていくプロセスを講義内で行うことができるので、講義受講後も研究などの他分野でも応用することができました。

二つ目に、関係者や参加者の質が高いことです。講師の先生方は、実際にスタートアップを行なった経験がある方や知的財産を専門としている方など幅広い先生方が関係者として参加しており、参加者は、同じ大学院でも異なる領域で学んでいる修士学生が多く参加し、またこの分野に興味のある社会人の方々も参加していることから、異なる専門分野からの異なる視点での議論ができたことが印象に残っています。

GEIOTで学んだ点が仕事に活用されていると感じる部分は?

現在大学発ベンチャーとして仕事をしているのですが、GEIOTで学んだ講義の中でも、アイディア出し、ユーザ調査、要件定義を行なっていくプロセスが、現在の仕事の中でも、活用している部分だと感じます。特に、対象ユーザの顕在ニーズと潜在ニーズを理解するための考え方は、サービスを作って、運営していく中で常に実践していく必要があり、講義を通して「どういったユーザが、どういった環境で使用されるサービスなのか?」を常に考える習慣がつきました。

GEIOTプログラムは起業した際にどのように役立ったか?

GEIOTプログラムを受講して、学んだ様々なことが現在の仕事に役立っていると思います。特に、受講した際に学んだ、ユーザ調査の手法や要件定義の方法は、サービス立案からプロトタイプ作成まで様々な点で役立っており、また受講を通して知り合った仲間たちとの繋がりは、卒業後にそれぞれが異なる場所で働いている今でも交流があり、お互いに新規事業立ち上げの際やスタートアップの情報交換をする際の良い機会となっています。

これから受講しようと考えている方へのメッセージは?

本大学院では、理系の専門的な大学院であり、研究という点における専門性を高めることは十分にできると思いますが、実際に“社会への貢献を行う“という点では、在学時に実現することは時間的にも難しい部分があります。しかし、自身の専門性を少しのアイディアとビジネス的センス(どのようにしてお金が生れ、流動的になるのか)を組み合わせることで、修士学生時でも、他企業と同様に実際に社会貢献ができる可能性が、このGEIOTにはあります。

皆さんには、自身の夢を実現させるために、この貴重な機会を利用して、社会や皆さんの周りの人たちを驚かせるようなサービスやプロダクトを、世の中にどんどん出していってください。”Enjoy our life!”

大内 勇磨さん

2017年度GEIOT受講
奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域インタラクティブメディアデザイン設計学研究室 / 株式会社ACTIOM CEO

GEIOTプログラムを受講して良かった点は?

目的達成のために様々なバックグラウンドを持つメンバーたちと共同作業する経験ができたことです。GEIOT受講時の私のチームは6名中3名が社会人であり年齢も所属もバラバラでした。また、私を含めた残り3名は同学年ではありますが、研究室は別でした。それぞれの専門性、モチベーション、忙しさが異なる中で、一つの目的に対してどのように作業を進めていくか試行錯誤していった経験は、私にとって大変貴重なものになっています。

GEIOTで学んだ点が仕事に活用されていると感じる部分は?

プレゼンテーションはGEIOTで学んだことが活かされていると感じることが多いです。GEIOTでは毎週のようにプレゼンをブラッシュアップし発表する機会があり、講師陣からのフィードバックがもらえます。その過程で、どのような順序で何を伝えるべきなのか、どこまで詳細に説明するべきかなどが肌感覚としてつかめてくると思います。これは場数をこなさない限りはわからないので、学生のうちからこういった経験が多くできることは大変貴重であると思います。

GEIOTプログラムは起業した際にどのように役立ったか?

先に回答した内容以外だと、NAISTの産学連携推進部門からの支援を受けれたことです。私は起業してすぐに受託開発を行うこととなり、取引先と秘密保持契約やソフトウェア開発基本委託契約を結ぶことになりました。このとき取引先から提示された契約書が公平なものであるか判断がつかず、GEIOTの講師の方に相談したところ、産学連携の方々をご紹介いただきました。その際は弊社の意向も踏まえたうえで契約書を修正していただけたので、大変感謝しております。ちなみに現在でもたまにお世話になっています。これだけの支援を受けられたのはGEIOTをキッカケとして起業したからだと思います。

これから受講しようと考えている方へのメッセージは?

受講するからには本気で取り組んでほしいです。GEIOTを受講すると休日はほとんどなくなります。ただでさえ、授業や研究で忙殺されるなかでGEIOTに本気で取り組むには相当な覚悟が必要です。とはいえ、本気で取り組んだら余りある結果が得られるのは事実です。私の場合は、様々なビジネスコンテストで賞をもらい、シリコンバレーに連れて行ってもらい、お仕事の依頼を受け起業することとなりました。是非、覚悟を決めて参加してほしいと思います。

小田 守さん

2017年度GEIOT受講
株式会社廣済堂 情報ソリューション事業部

GEIOTプログラムを受講して良かった点は?

受講して良かった点はたくさんありますが、二つに絞ってお伝えしたいと思います。ひとつ目は「ビジネスコンテストへの挑戦」です。GEIOTのプログラムは数カ月に及びますが、早い時期からビジネスコンテストへの参加を意識させられる内容になっていました。もちろん、GEIOTは起業家育成プログラムということで、ビジコンでの勝利だけが目的じゃないのですが、コンテストはチームでまとめたビジネスモデルを第三者に伝えて高い評価を得ようということですから、テクノロジーやサイエンスに加え、マーケティング、事業計画、プレゼンテーション、対人交渉力、ハッタリ力などチームにも個人にも総合的なレベルアップが求められます。

当然、GEIOTを履修すれば自然に総合力が高まるということではありませんが、精緻に設計されたカリキュラムを通じて受講者はビジネス創出に必要な知識分野の入口にいざなわれ、足らずに気づき、自分自身で成長ビジョンを描くことができるようになると思います。

私の場合「ビジネスコンテストへの挑戦」ということは、受講して良かった点のふたつ目にもつながります。それは「Will、Can、Must」です。正確にはWill(自分自身が成したいこと)、Can(今の自分にできること)、Must(市場が求めていること)のバランスを意識するようになった。ということで、このこともカリキュラムの早いタイミグから受講生に要求されることでした。社会人参加としては特にWillの大切さに改めて気づかされました。日頃は現実重視、数値計画重視で業務に取り組んでいるからだと思います。

ビジコンにおいてもコンテストの性格によってWill、Can、Mustの評価バランスは変化しますので、プレゼンテーションの内容を組み立てる上でも大変重要になります。

受講して良かった点を「ビジネスコンテストへの挑戦」と「Will、Can、Must」の二つと申しましたが、結局は足らずに気づき実践で学ぶ。そして「成長ビジョンを描く」この一点なのかもしれませんね。社会人参加でしたから受講にあたって、業務としての任務や目的が先行する訳ですが、いい歳になって恥ずかしながら「自分の成長ビジョン」なんて意識することになりました。一時的ではありましたが奈良先端大という学際的で教育の場に身を置くことができたからだと思います。

GEIOTで学んだ点が仕事に活用されていると感じる部分は?

繰り返しになりますが「ビジネスコンテスト」です。GEIOTを修了した後、会社で進めていた新しい事業モデルの市場性を確認するためにビジコンを活用しました。GEIOTでお世話になる前も事業開発的な業務を担っていましたが、ビジコンを利用するなんてことは考えたこともありませんでした。

2018年にGEIOTを修了後、同年の12月にかけて、GEIOTでチームのみなさんと組み立てていた案をベースにしたビジネスモデルと、修了後にベンチャー企業と連携して組み立てていたビジネスモデルの二つを6つのビジコンに出しました。結果は6戦2勝。ベンチャー企業と進めているビジネスモデルは特長もあって、今も事業拡大に向けた活動をしています。

ビジコンで得られる賞金や賞品だけでビジネスを加速することができる訳では有りませんが、プレゼンする立場とプレゼンを聴くために参加する立場では、その後の人的なつながりの深さは大きく違ってきます。当然ですが話題やテーマを提供している側になりますから、日ごろはコミュニケーションをとり難い審査員や来場者の方々とスムーズに情報交換ができるはずです。ビジコンに限らずということになりますが、ワークショップやセミナーに参加したとしても機会があれば、聴衆を前に語る側になるように心がけています。

もう一つ、仕事に活用ということで上げるとすれば、大学との関係づくり、ということでしょうか、これもGEIOTの修了後の話しになりますが、大学のリエゾンオフィスや産学連携部門の主催するワークショップやセミナーへの参加頻度を増やしました。そこで人的な関係性ができると、持ち込みの相談をしていきます。奈良先端さんではないのですが、現在関わっているインバウンド向けの事業造成も大学の産学連携部門から誘われ参加した、地方創生をテーマにした数カ月にわたるワークショップがきっかけになっています。

GEIOTに参加する前はスタートアップやベンチャー企業が参加するビジネスモデルピッチがビジネスチャンスを探す中心的な場になっていましたが、その一歩前のタイミングから取り組むことがどういうことか、少しわかったように思います。

これから受講しようと考えている方へのメッセージは?

学生の方に向けてということになるかもしれませんが、同じチームに所属する社会人を大いに活用していただきたいと思います。おそらく社会人受講生もそれを待っているでしょう。スタートアップを目指して具体的な技術シーズをお持ちの場合は先生方がしっかりとコーディネイトされると思いますが、そうでない場合も是非、実りのあるGEIOTにしていただきたいですし、できるだけ多くのビジネスコンテストにチャレンジしていただきたいと思います。その上でも社会人を上手く利用してください。ビジコンでは収益モデルの提示が必須になると思います。

私たちは日常的に損益計算や投資回収計画を立案させられてますので、その点だけでも十分に利用価値があると思います。

ビジコンでの受賞だけが目的ではないのですが、私の場合、同じチームの奈良先端生がプレゼンをしてキャンパスベンチャーグランプリの最優秀賞を受賞した瞬間のことが忘れられません。痺れましたね。私よりもふたまわり以上お若い皆さんにとってもきっと、シビレる瞬間になるだろうと思います。みなさんが、そういったご経験を得られることを心より願っています。

Go to Top